製造現場の作業軽減に
役立つスクラロース​

砂糖は飲料や加工食品に幅広く使用されており、配合量も比較的多いため、製造作業に時間と労力を要する場合があります。砂糖を高甘味度甘味料に置き換えることで、製造現場の作業負担軽減が期待できます。

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目次

 ・砂糖の使用用途
 ・大量の砂糖を使用することによる製造現場の作業負担
 ・砂糖の代替となる高甘味度甘味料について
 ・解決策:砂糖と味質が近いスクラロースを使用することで、製造現場の作業負担を軽減
  -使用量や保管スペースを1/600に低減
  -溶解時間を短縮し、作業負担を軽減
  -体積を減らし、包材サイズを縮小、充填時間も短縮




砂糖の使用用途

砂糖の使用用途は多岐に渡わたります。飲料では甘味の付与、惣菜では食酢の酢カドや食塩の塩カドの抑制、即席麺ではスープの旨味やコクの増強などの目的で使用されます。


大量の砂糖を使用することによる製造現場の作業負担

砂糖は飲料や加工食品における使用頻度が高く、また使用量もが比較的多いため、運搬および仕込み・溶解工程で時間的、労力的に作業負担が重くなる場合があります。




砂糖の代替となる高甘味度甘味料について

高甘味度甘味料とは、砂糖の数十倍~数万倍の甘さを有する甘味料です。 高甘味度甘味料には、甘味度が約600倍であるスクラロースや約200倍であるアセスルファムK、約300倍であるステビアなど、さまざまな種類があります。これらは砂糖の代わりに使用され、糖質類やカロリーの低減、フルーツやミルクなどの風味の増強、酢やたん白を多く配合した飲料や加工食品の酸味や苦味の抑制といった目的で使用されます。




解決策

砂糖と味質が近いスクラロースを使用することで、製造現場の作業負担を軽減

使用量や保管スペースを1/600に低減

スクラロースは砂糖の約600倍の甘味倍率で、同様の甘さを付与するために必要な量は砂糖の約1/600となります。スクラロースを使用することで、作業負担の軽減に加え省スペース化が実現できます。

砂糖、スクラロース使用量比較イメージ

砂糖、スクラロース使用量比較イメージ



溶解時間を短縮し、作業負担を軽減

スクラロースは砂糖と比較し、使用量が非常に少ないため、調味液などにも容易に溶解します。写真に示す合わせ酢は砂糖を多く使用する調味液の一つです。砂糖を7%配合した合わせ酢では、30秒間の撹拌で溶け残りが発生する一方、砂糖の一部をスクラロースに代替したものでは、同じ撹拌時間で完全に溶解します。加温することなく、短い時間で溶解するため、作業負担の軽減につながります。

合わせ酢の甘味料溶解状態の比較(30秒間撹拌後)

合わせ酢の甘味料溶解状態の比較



体積を減らし、包材サイズを縮小、充填時間も短縮

砂糖の代替としてスクラロースを使用すると、最終食品の重量や体積を減らすことができるため、包材サイズを小さくすることができます。下の写真は、粉末飲料を作製したときの包材サイズを比較しています。砂糖のみを使用した粉末飲料と比べて、スクラロースを併用したものでは、包材サイズを小さくすることでき、製品の充填時間の短縮にもつながります。

粉末飲料の包材サイズの比較

粉末飲料の包材サイズの比較



製造現場の作業負担軽減を実現する素材として、高甘味度甘味料のスクラロースをご紹介しました。 さまざまな高甘味度甘味料製剤のラインアップを取り揃えておりますので、ご興味のある方は、お気軽に弊社にお問い合わせください。

※掲載データは当社評価によるものです。ご検討の際には十分な試験をお願いいたします。


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(2023年10月)

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