「低糖質・糖質ゼロ」「低カロリー・ゼロカロリー」にスクラロース

年々消費者の健康志向は高まっており、「ロカボ」や「低糖質ダイエット」など糖質やカロリーの低減を謳った商品は市場に増え続けています。食品にとって甘味はおいしさの重要な要素であり、おいしさを維持しつつ、糖質やカロリーを増やさない素材として、砂糖の甘味に近いスクラロースの使用が増えています 。

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「糖質やカロリーのコントロール」と「おいしさ」の両立

疲れた時に甘い物が欲しくなったり、汗をかいた時にしょっぱい物が欲しくなったりします。これは甘味や塩味を本能的に欲しているからと考えられています。例えば、赤ちゃんが甘い物を食べた時に微笑んだりするのは、甘味は人にとってのエネルギー源(糖)と本能的に感じているからといわれています。このように甘味は人にとっておいしさの重要なファクターとなっています。

一方、消費者の健康志向は年々高まっており、「低糖質」「糖質ゼロ」や「低カロリー」「ゼロカロリー」をコンセプトとした商品は市場で拡大を続けています。これら商品の開発に欠かすことのできないものが高甘味度甘味料です。高甘味度甘味料は、砂糖よりも非常に強い甘さを有するため使用量がわずかで済み、糖質やカロリーを高めることなく食品に甘味を付けることができます。しかし、昭和の時代の高甘味度甘味料は、それぞれに特有の雑味や苦みなど、甘味以外の味も有しているため、糖類を完全に置き換えることはおいしさの面から困難でした。1999年にクリアで良質な甘味を持つスクラロースが食品添加物として認可されると、「ゼロキロカロリーブーム」が到来し、20年以上にわたり多くの商品に使用が広まりました。

 

食生活で参考にする栄養成分表示の項目はカロリーが1位

これまでの高甘味度甘味料の問題

サッカリンナトリウムや甘草などは、日本国内で古くから使用されている高甘味度甘味料ですが、苦味、渋味、甘味の後引きが強く、飲料など固形分が低い食品分野において、砂糖のような甘味を付与することは困難とされていました。また、良質な甘味と安定性の両面を備えたものがなく、食品形態によっては使いづらい面がありました。

解決策

おいしく健康訴求を可能にするスクラロース

スクラロースは砂糖から生まれたノンカロリーの高甘味度甘味料で、砂糖の600倍という強い甘さを有し、雑味や苦みの少ないまろやかな甘味を持ちます。1976年にイギリスで発見され、現在では世界80か国以上の国と地域で幅広く使用されています。砂糖の代わりに使用しても嫌な味が出にくいため、飲料など甘味が重要な食品にも使用できます。また、熱や経時的な分解、褐変も起こりにくい甘味料であり、粉末と水溶液のいずれにおいても優れた安定性を示します。例えば、レトルト殺菌や油調などの過酷な製造工程や、長期保存にも耐えうる甘味料です。

スクラロースは、長年に渡り各国で様々な研究が行われ、その安全性は確認されており、お子様からお年寄りまで幅広い年代の方向けの食品に使用できます。また、スクラロースは体内で分解、代謝されないため、血糖値に影響を与えません。糖尿病の方にも血糖値を気にすることなく飲食いただけます。糖質やカロリーが気になる方々に対し、スクラロースは最適な甘味料です。

 

砂糖と各種高甘味度甘味料の味質比較

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※掲載データは、当社社内評価によるものです。ご検討の際には、十分な試験をお願いします。



当社スクラロースの価値

 ・20年以上の歴史があるスクラロースのリーディングカンパニー
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