molecules に「Exploring the Optical Properties of Carotenoid-Based Nanoparticles: The Role of Terminal Groups」についての論文が掲載されました。
論文タイトル
Exploring the Optical Properties of Carotenoid-Based Nanoparticles: The Role of Terminal Groups
著者
鈴木龍樹 1、2、木下圭剛 3、三内 剛 3、西野雅之 3、清水康弘 3、出口茂 1
1. 海洋研究開発機構生命理工学センター
2. 仙台高等専門学校総合工学科
3. 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社
アブストラクト
カロテノイドは天然の食品着色料として注目されており、飲料への応用の際は脂溶性カロテノイドを微粒子分散系に加工し利用しています。本研究では、β-カロテン、リコピン、アスタキサンチン、ルテインのナノ粒子(NP)を再沈殿法により作製し、溶媒組成が分子自己集合に与える影響を調査しました。末端基の違いが分子間相互作用に影響を与え、NPの構造と光学特性を変化させることを明らかにしました。本成果は、NPの結晶構造に基づくカロテノイドの色調制御技術の開発に貢献すると期待されます。
掲載誌名
molecules, 29(22), 5456(2024).
