日本食品科学工学会第69回大会にて「クチナシ赤色素の光退色による性状変化の調査」について口頭発表を行いました。
演題
クチナシ赤色素の光退色による性状変化の調査
発表者
溝口愛子 1、石橋諒 2、岡大貴 3、高野克己 3、五百磐稔 2、辻井良政 3
1. 東京農業大学大学院応用生物科学部農芸化学科
2. 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社
3. 東京農業大学応用生物科学部生物応用科学科
発表内容
クチナシ赤色素は、安定性に優れた天然系色素でありながら、その化学構造は未解明です。本研究では、光による褪色処理を行い、得られた色素の性状を分子量測定および極性分析により評価しました。その結果、褪色により分子量が大幅に減少し、極性の変化も確認されました。これらの知見は、クチナシ赤色素の構造解明に向けた基礎的情報となることが期待されます。
学会名
日本食品科学工学会第69回大会(2022年8月24日~26日 Webにて開催)