研究論文・学会発表(詳細)

International Journal of Food Science and Nutrition に「Effects of rhamnose consumption on bone mineral density in healthy postmenopausal women: a randomised, placebo-controlled, double-blind, parallel-group pilot study」についての論文が掲載されました。

論文タイトル

Effects of rhamnose consumption on bone mineral density in healthy postmenopausal women: a randomised, placebo-controlled, double-blind, parallel-group pilot study

著者

鈴木直子 1、今田隆文 2、上島直生 2、折越英介 2、髙良毅 3 
1. 株式会社オルトメディコ 
2. 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 
3. タカラクリニック

アブストラクト

骨密度(BMD)の低下を防ぐことは、閉経後女性にとって重要です。私たちは以前、食品添加物として使用されるラムノースが骨吸収を抑制する可能性を見出しました。本研究では、ラムノースが骨吸収の抑制を通じて閉経後女性の骨密度維持に寄与するかを検討することを目的としました。被験者にラムノースを1.0 g/日または0.5 g/日、あるいはプラセボを24週間摂取し、腰椎および大腿骨のBMDならびに骨代謝マーカーを測定しました。24週間後、1.0 g/日のラムノースを摂取した群は、プラセボ群と比較して腰椎の骨密度が有意に高いことがわかりました。さらに、骨吸収マーカーであるTRACP-5bの値は、両ラムノース摂取群において有意に低下していました。これらの結果は、ラムノースが健康な閉経後女性において骨吸収を抑制することにより、骨密度の維持に寄与する可能性があることを示唆しています。

掲載誌名

Int J Food Sci Nutr. 2024 Nov;75(7):717-728.

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