日本咀嚼学会第31回学術大会にて「咀嚼装置を用いた食感評価」について発表を行い「優秀ポスター賞」を受賞しました。
賞題
優秀ポスター賞(日本咀嚼学会第31回学術大会の発表演題の中から、選考委員会にて選出された価値ある賞です。)
演題
咀嚼装置を用いた食感評価
発表者
池上聡 1、堀一浩 2、小野高裕 2
1. 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社
2. 新潟大学大学院医歯学総合研究科
発表内容
近年、食に対する消費者の嗜好はますます多様になっています。食品開発においては商品コンセプトや設計など商品独自の特徴が重要ですが、同時にその特徴を評価する手法も求められています。食品の測定手法のひとつである生理計測はヒトを測定機器に見立てて評価する手法であり、例えば筋電位測定や嚥下音測定などが挙げられます。これら生理計測手法は有用である反面、測定の煩雑さや被験者への負担などから容易に測定することはできません。新たに開発された咀嚼測定装置(bitescan,シャープ㈱製)は非常に簡便に咀嚼動作を測定できる装置です。小型で軽量のため被験者への負担も少なく、長時間の測定が可能であり、扱いやすい生理計測機器であると考えられます。本研究では咀嚼測定装置を用いて様々な食品を摂食したときの咀嚼動作を測定し、解析しました。
学会名
日本咀嚼学会第31回学術大会(2020年10月24日~11月20日 Webにて開催)