
食品の誕生に携わる喜びが
タフな仕事の原動力
- 調達部門
- I.H.
外国語学部 地域文化学科
2009年入社
原料資材部 原料資材課
プロフィール
学生時代にロンドンやパリにホームステイ。現在は、原料や包材を調達する原料資材部で甘味料や調味料、食品エキスなどの原料調達を担当し、国内外を問わず多くのサプライヤーとの交渉や工場監査を行っている。休日には家族で旅行を楽しむことも。
「運命の出会い」と思えるほど
目が輝いた体験
誰もが目にする商品よりもマニアックなものに興味を引かれ、素材メーカーを中心に就職活動をしていました。なかでも印象的だったのが、香料の実験を見せてくれた当社の説明会です。帰宅後にその話を家族にすると「今までで一番、目が輝いているね」と言われ、その時間を自分がどれだけ楽しんでいたかに気づきました。大袈裟ですが、運命の出会いでした。
入社後は原料調達を担当し、6年目からは東南アジアや欧州、米国など世界各地への出張も経験。学生時代のホームステイで培った英語力やコミュニケーション力を活かし、多くのサプライヤーと交渉してきました。当社は食品安全への意識が極めて高く、サプライヤーにも高い品質基準を求めるため、折衝が難航することも珍しくありません。しかし、自分が探索した原料が採用された最終商品を見ると、その苦労も忘れるほどの喜びを感じます。ものづくりの一端を担うことへの誇りが、仕事の原動力になっています。

調達部門の使命を果たすため
交渉を重ねる
原料調達は、在庫過多も欠品も許されない緊張感のある仕事です。加えて、当社の原料は輸入品や年に1度しか収穫できない天産物が多いため、計画的な発注がとても大切。時には数年先までの需要を予測することが求められますが、食品需要は変動が激しく、予測は困難を極めます。しかし、原料がなければ製品をお客様にお届けすることができません。必要なものを、必要な時に、必要な場所に手配する。調達部門としてのこの使命を果たすため、サプライヤーとの交渉を何度も重ね、在庫や販売計画をチェックして発注量や納入スケジュールを調整しています。
交渉するうえでは、相手の立場に立って考えることを大切にしています。ビジネスは人との信頼関係で成り立つもの。ベースに信頼がなければ、高い品質も計画的な納品も実現しません。価格や品質面でタフな交渉をする場面でも当社の価値観を一方的に押しつけることだけはしない、と心に決めています。

コミュニケーション力を活かして
市場拡大を目指す
当社は、一般の方にはあまり馴染みのない素材メーカーですが、国内の食品業界では知らない人はいない、と言えるほど規模もラインアップも随一です。長年培ってきた技術力や調達網、販売網をフルに活かし、今もなお新たな食品を生み出し続けています。その食品の誕生に携わることができるのが、この仕事の最大の魅力。社員の誰もが「お客様からの要望に応えるために」と思いを一つに、真剣に仕事に向きあっています。
その一方で、海外に足を運ぶと、市場にはまだまだ開拓の余地が残されていることを感じます。今後は、欧米やアジアでも「あのSan-Ei Genね!」と言ってもらえるような、世界市場で存在感を示す企業になってほしいと思っています。そのために、私も現地法人や海外のサプライヤーとコミュニケーションを重ね、市場拡大に貢献したいと思います。希望に満ちていた新人時代の気持ちをいつまでも忘れず、人とのつながりを大切に、会社とともに成長を続けます。

ともに「食の未来」を開拓できる
あなたとの出会いを
心から楽しみにしています。
