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険しい山が続くその先に実用化という喜びがある

険しい山が続くその先に
実用化という喜びがある

研究部門K.K./2016年入社 
カラー&ヘルスユニット

研究部門 K.K./2016年入社 カラー&ヘルスユニット

Profile: 前職である国立研究機関のポスドク研究員時代に、当社との共同研究を経験したことから食品添加物の世界に興味を抱く。入社後はこれまで培ってきた知見を活かして研究チームを率いている。出張先でその地の名物を味わったり、ご当地の市販品を探すのが楽しみ。

Message-01 食品添加物という
未知の研究テーマに惹かれて

大学時代は高分子化学や界面化学を専攻し、材料系の研究に取り組んでいました。学位取得後は、国立研究機関のポスドク研究員として同じ分野の研究に従事し、その最終年度に当社と共同研究を行ったことで、「三栄源」の名前を知りました。私にとって食品・食品添加物は未知の研究分野でしたが、共同研究を通じて自身の専門スキルを活かせると考え、当社への転職を決意しました。これまでと異なる分野を専門とするからこそ、食品添加物の研究開発には多くの可能性があると感じ、腰を据えて取り組んでみたいと思いました。

現在、私はカラー&ヘルスユニットの基盤研究グループに所属し、着色料と健康機能素材に関する研究開発に携わっています。チームリーダーを任されているので、自身で実験を行うことに加え、部下の研究課題をマネジメントしながら、複数の研究課題に挑んでいます。共同研究の機会も多く、大学など外部機関との相談やディスカッションも行っています。

食品添加物という未知の研究テーマに惹かれて

Message-02 スピード感に圧倒されながら
ビジネススキルを向上

入社後は、驚くことばかりでした。例えば、課題解決・目標達成に対するスピード感。試作品開発やスケールアップ検討・装置導入など、上市に向けた検討を入社後に経験しました。製品化まで10年かかるだろうと考えていたら、結果的には4年ほどで実用化に至りました。そうしたスピード感を実現するため、非常に多くの部署と連携することも初めての体験でした。基礎研究にとどまらず、製造部門・間接部門・関連会社など多様なメンバーと仕事ができたことで、私自身のビジネススキル向上につながったと思います。

また、思っていた以上に研修制度が充実していると感じました。中途社員研修や社外講習を通じて、食品添加物の基礎から学ぶことができ、今では着色料に関するセミナーで講演を任せていただけるまでに知識とスキルを身につけることができました。

スピード感に圧倒されながらビジネススキルを向上

Message-03 イノベーション創出+発信、
その両輪に尽くしてこそ研究者

イノベーション創出だけでなく、研究の必要性の発信・説明もまた、研究者の重要なミッションです。顧客へのPRや他部署との相談など、あらゆる場面で自分の意見を正しく、時には魅力的に表現する必要があります。その点では、前職で培った論理立ててものごとを考える経験と、それを第三者にわかりやすく説明するノウハウは非常に役立っています。研究と発信、その両輪を回していけるよう、これからも努力し続けます。

一方、前職ではできなかった、自身の研究成果が店頭に並んで多くの人に口にしてもらえるという体験には大きな喜びがあり、とてもやりがいを感じています。研究開発では険しい山が連続しますが、実用化に至ったときの達成感はひとしおです。

時代が進み、社会がどれだけ大きく変わっても、「食」は人間の本質的な欲求であり、揺るぎないテーマです。今後も当社が、食の歓びを創出し新たな価値創造に貢献し続けられるよう、研究開発の立場から最大限の役割を果たしていきたいと思っています。

イノベーション創出+発信、その両輪に尽くしてこそ研究者
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