2005.4.28食品化学新聞 第1面
[微細化技術を新規導入] -粉末色素「サンパステル」上市へ-

ニュースリリース

2005.04.28

 三栄源エフ・エフ・アイは、独自の粉末色素の微細化技術を開発・製品化し、新ブランド「サンパステル」シリーズとして市場投入を開始した。パステル調の色 合いを呈し、打錠品にもなめらかな着色が可能なことから、タブレットや錠菓、チョコレート用途に適した製品として積極的な展開を進めていく。
 同品は、食品市場の中でも特に急成長を続ける嗜好性タブレットや清涼錠菓、さらにはサプリメント分野への差別化提案を行うために開発した着色料製剤。同社が新規導入した技術によって、平均粒子径1~5μmにまで微粉末化されている。粉砕時に問題となる熱変性を極力抑えて色素の変色を防ぎ、粉体混合時に鮮明なパステル調の色調を付与できる。直打式のタブレットに着色する場合、従来の粉末色素では粒子径が大きいことから斑点状にしか着色できなかったが、同品は微細化された粉末色素が均一に分散発色するため、従来に比べて1.5~5倍程度の濃度感が得られ、また斑点や色斑が全く起こらないという特長を持つ。さらに着色された食品の色調は非常に安定であることも確認されている。
 今回上市したラインナップは、ビートレッド、リボフラビン、クチナシ青色素、スピルリナ色素の4種類。鮮やかな色の三原色を揃え、各色素の混合比率を変えることで製品に求める色調を容易に得られることも大きなメリットだ。さらに色調だけではなく、製造工程の簡略化や工程短縮によりコスト削減に繋がるメリットもあることから、食品メーカーから好評価を得ている。
 また、チョコレートの着色では、一般的な油性色素の場合、色素に配合されている乳化剤の影響でチョコレート本来の物性の変化や、乳化剤自身の風味が残るため、ユーザーから乳化剤を含まないチョコレート用色素の要望が多く寄せられていた。同品は粉末のままホワイトチョコレートに添加して均一に着色することができる上に乳化剤の影響もないことから、タブレット市場に加え、チョコレート市場への展開も積極的に進めていく考えだ。

お知らせ一覧へ