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San-Ei Gen F.F.I.,Inc.
Food Color
低アレルゲンコチニール色素シリーズ


当社独自の高度な技術により、アレルギーの原因物質を限りなく除去した低アレルゲンコチニール色素シリーズ。
さらなる安心をご提案します。

コチニール色素は、古来インカの時代から着色に使用され、現在ではアメリカやEU諸国、日本など多くの国々で食品や化粧品の着色に広く利用されています。コチニール色素の主色素はアントラキノン系カルミン酸で、サボテン科のベニコイチジク(Nopalea cochinelifera)等に寄生するカイガラムシ科エンジムシ(Coccus cacti LINNE (Dactylopius coccus COSTA))の雌の乾燥体より、水またはエタノールで抽出して得られます。コチニール色素の主成分であるカルミン酸は水、エタノール、プロピレングリコールなどに溶解し、食用油脂、クロロホルムには不溶です。色調はpHにより変化し、酸性で赤橙色、中性で赤色、アルカリ性で赤紫色となります。コチニール色素は熱や光、酸素に対して非常に安定で、特に酸性領域では高い安定性を示します。
なお、コチニール色素は「第7版食品添加物公定書」にも収載され、規格化されています。


食品への
添加物表示例


■高い安全性

アメリカでは21CFR73.100 Cochineal extract;carmineとして、いずれも着色料として使用が認められています。
コチニール色素は諸外国で広く使用されていることもあり、天然系食用着色料の中では最も高水準の安全性が確認され、「食品添加物の指定および使用基準改正に関する指針」で要求される試験項目はすべて満たしています。
国際的にもJECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会)にて、カルミン酸レーキのADI(一日摂取許容量)は5mg/kg体重と評価されています。
カルミン酸アルミニウムレーキ、またはカルシウム−アルミニウムレーキはカルミンと呼ばれ、アメリカをはじめ多くの国々で着色料として食品や化粧品に使用されています。カルミンは日本では造塩反応物であるため合成品とみなされ、食品の着色には使用出来ませんが、化粧品への使用は認められています。
コチニール色素の主成分であるカルミン酸の化学構造C22H20O13

■低アレルゲンコチニール色素の開発
食品添加物製造や化粧品製造に関わっている人がカルミンを継続的に吸収することで職業性喘息を生じるという事例が報告され、コチニールによるアレルギーは当初発症頻度が非常に少ない特異的な職業病として知られるようになりました。しかし、カルミンで着色された食品や化粧品によっても、ごく希なケースとしてアレルギーを引き起こしたという事例が海外で報告されるようになり、コチニールによるアレルギーは職業病としてだけでなく、食物アレルギーとしても知られるようになってきました。
第22回日本接触皮膚炎学会(1997年11月)の「コチニール色素による即時型アレルギーの1例」という報告の中で、コチニール色素の主成分であるカルミン酸を精製したものに関してはアレルギー反応を引き起こさなかったとされています。また、近年の研究から、コチニール色素に残存している原料由来の十kDaのタンパク質がアレルギーの原因物質である可能性が高いことが報告されています。
当社では従来より、高品質のコチニール色素を提供していますが、コチニールによるアレルギーの原因が原料由来のタンパク質であることが明らかにされてきたことから、製造物責任法(PL法)の趣旨に鑑み、さらなる安全性を確保するため、最新の技術により可能な限りタンパク質含量を低減した「低アレルゲンコチニール色素」を開発しました。
コチニール色素中のタンパク質をSDS電気泳動による銀染色で分析した結果、弊社従来品ではごく僅かにタンパク質と思われるバンドを検出しましたが、今回開発しました「低アレルゲンコチニール色素」では、同条件でバンドとして検出できないレベルまでタンパク質が低減されていることを確認しています。
コチニール色素がアレルギーの原因となっているケースは非常に希ですが、アレルギーの原因となる原料由来のタンパク質を低減した製品は、従来品よりもさらに安全な色素としてご利用いただけます。

低アレルゲンコチニール色素の性状

サンレッド®NO.1シリーズは、高品質です。
性状:
わずかに特異なにおいを有する赤〜暗赤色の液体または粉末で、酸性食品に使用した場合、赤橙色を呈し、中性食品に使用した場合、深赤色を呈します。タンパク質を含む食品に使用した場合、紫〜灰色に変色します。
溶解性:
水、エタノール、プロピレングリコールには溶解しますが、油脂には不溶です。
pH:
pHの変動に伴い色調が変化します。酸性で赤橙色、アルカリ性で赤紫色を呈します。
耐熱性:
熱に対して非常に安定です。
耐光性:
光に対して非常に安定です。
染着性:
染着性があまり強くありません。
使用基準:
1.こんぶ類、食肉、豆類、野菜、わかめ類(これらの加工食品は除く)。
2.鮮魚介類(鯨肉を含む)、茶、のり類。

 


pHによる色調変化


コチニール色素 ミョウバン製剤SRレッドKシリーズ
ハム、ソーセージ、蒲鉾などのタンパク質含有食品においては、コチニール色素とミョウバン、有機酸およびその塩類を配合し、赤色としてより安定な色素製剤を提供しています。
性状:
特有のにおいを有する白色粒を含む淡赤色または赤色の粉末で、食品に使用した場合、鮮明な赤色を呈します。
耐熱性:
熱に対して非常に安定です。
耐光性:
光に対して非常に安定です。
使用基準:
1.こんぶ類、食肉、豆類、野菜、わかめ類(これらの加工食品は除く)。
2.鮮魚介類(鯨肉を含む)、茶、のり類、みそ。

食品への添加物表示例

コチニール色素シリーズを食品に使用した場合、下記のいずれかの表示が必要となります。
コチニール色素・カルミン酸色素・着色料(カルミン酸)・着色料(コチニール)

07/05/2005