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San-Ei Gen F.F.I.,Inc.
Food Color
ラック色素
(Lac color)


ラックは、中国、インド、ミャンマー、タイなど東南アジアに分布するラックカイガラムシ(雌)の分泌する樹脂状物質を木の枝ごと収穫したものです。
インド・アッサムおよびベンガル地方の「イヌナツメ」に寄生するものがよく利用されます。
なおラックとは現地語で「十万」→‘多数の昆虫’を意味しています。枝ごと切り取ったスティックラックからラックが分泌した樹脂状物質のみ掻き落として洗浄したものがシードラック、またはグレーンラックで、これを沸騰水に入れて溶解→冷却して表面に凝固した樹脂分をセラック、下層の色素部分を着色料とします。
ラック色素は中国では胡臙脂といい、安定な天然系色素として古代より使用されています。



■ラック色素の別名、簡略名または類別名
ラッカイン酸、ラック

■ラック色素の基原・製法
ラックカイガラムシ(Laccifer spp.,)の分泌する樹脂状物質。室温時〜熱時水で抽出。

■ラック色素の本質・化学構造

本質: ラッカイン酸類


■ラック色素の性状

耐熱、耐光性はコチニール色素とほぼ同等で非常に優れています。酸性食品では橙色色調、中性では赤色色調が得られます。この色素も蛋白質で紫変しますが、色調安定剤(ミョウバン、酒石酸ナトリウム、リン酸塩等)との併用で防止することができます。アスコルビン酸によって変色せず、次亜塩素酸ナトリウム、晒し粉により特に酸性側で退色しやすい傾向にあります。また鉄イオンにより変色するので金属封鎖剤、ミョウバン等を併用することで防止できます。ラッカイン酸の溶解度はカルミン酸に比べて非常に低いです。

pHによる色調変化


食品への添加物表示例
ラック色素、着色料(ラッカイン酸)、着色料(ラック)


製品ラインアップ
製 品 名
剤型(溶剤)
対象食品例
添加量(%)
特 徴
サンレッド® LN

液体(グリセリン)

ジャム、ゼリー、キャンデー、餡
0.05〜0.3
一般加工品用、pHにより色調が変化します。
粉末サンレッド® NO.3 粉末 飲料、ジャム、ゼリー、キャンデー、餡
0.002〜0.01
一般加工品用、pHにより色調が変化します。
※「サンレッド」は当社登録商標です。

■ラック色素ミョウバン製剤
製 品 名
剤型(溶剤)
対象食品例
添加量(%)
特 徴
SRレッド L 粉末 菓子、漬物、ジャム、冷菓、水産加工品
0.04〜1.0
蛋白含有食品に使用しても紫変せず、鮮やかなピンク色を呈します。
05/29/2009